“もしも、もしもですよ” ・・・ 「銀行口座の残高は2万円しかないはずなのに、飲みに行こうとATMでキャッシュを引き出そうとして、間違って10万円と打ち込んだら、何と不思議なことに現金10万円が出てきた!」 ・・・
あなたなら “どうします?” ・・・ そんなウマイ話が、中国広東省の省都・広州市に実在してたそうです! (北村豊氏の「ATMの故障が誘発した犯罪」/NBonline・7日) ・・・ 一部抜粋すると・・・
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―― 広州市へ出稼ぎにやって来た24歳の青年が、3カ月後の金曜日の夜に、帰宅途中ATMに立ち寄って銀行カードで現金を引き出そうとした ―― 口座には170元程度しかないことを知っていた青年は、100元を引き出そうとしたが、間違えて1ケタ多い1000元を入力した。すると、何事もなくATMから1000元が支払われたのだ ―― おかしいと残高を確認してみると、たった1元を引き出しただけになっている。そこで、もう1度、引き出し額を1000元と入力してみると、前回同様に1000元が支払われ、残高は1元差し引かれただけだった――。
その後立て続けに同じ操作を行い、合計5万5000元を引き出した ―― 「警察に通報すべきか、銀行に連絡すべきか」と友人に相談するも、「こりゃ、天から焼き餅が落ちてきたみたいなものさ。貰わないのは損だ」 と、再びあのATMに戻って、操作を繰り返して前回分を含めて合計17万5000元を手にした ―― 「あの金は自分のものではないから、事態が判明して銀行から人がやって来たら金を返せば大丈夫、何事もなく済むさ」 と思っていたが、青年は週明けの月曜日、17万5000元を入れた袋を背負って故郷へ向かう長距離列車に乗り込んだ――。
同日営業開始と同時にATMの異常に気づいた銀行は、青年の口座を突き止め、青年の勤務先と市公安局へ事件として届け出た。青年は列車の中から銀行に電話を入れて、「金を返せば問題は無くなるか?」 と尋ねたが、銀行側の回答は 「金を返すだけじゃだめ、既に公安局に届けたから自首しろ」 だった――。
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“私だったら、どうしていただろう?” そしてこの後、どうなったのか? と知りたくなるところですが、この先は「日経ビジネス」の無料登録会員のみがアクセスできるサイトでした。 いいところで終わってしまう連続ドラマと同じようなパターンですネ。 でも、サブ・タイトル 「24歳の青年が17万5000元を手にした代償は無期懲役」 から推測すると、エピローグは無期懲役だったのかな? ・・・ つい興味を引く「タイトル」 ・・・ あらためてタイトルに秘められた意味合いに “存在感” も実感しました!
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