前夜のNY市場で発表された雇用統計が市場予想より悪化したことで、FRB議長が議会証言で示唆した ｢リセッション入りの可能性｣ 急浮上 ・・・ ますます注目される各国の金利政策 ・・・ 次回FOMC(30日)で ｢FF金利の0.5％引き下げ｣ との予想もあるなか、市場はまだしっかりとは織り込んではいないようです。 それもそうですよね! これから次々と発表される経済指標の数値にアジャストさせるように為替相場を試していくことになるのですから。　
でも、実はこの ｢織り込みきれていない｣ というのがこれまた不安定な状態で、指標の数値や実需要因(外貨建て投資信託の設定や輸出入企業の決済)、政府・中央銀行高官の発言がミックスされて思惑で大きく振れちゃうもの ・・・ 4月の為替相場のクライマックスは、ズバリ・11日に予定されるG7財務相・中央銀行総裁会議で、各国はドル安是正に協調姿勢でまとまるか? ですよネ!　
EURUSDは相変わらず高値圏でウロウロ ・・・ ユーロ圏の強い経済指標がアダとなって、インフレ警戒感からECBは次回(10日)は据え置き? ・・・ もしかしてその次は “利下げどころか、利上げに踏み切っちゃうんじゃないか?” と変な想像しちゃいそう! ・・・ そして、EURUSD=1.6ドルの大台を阻止したい当局に対し、｢つけたい｣ 投資家心理の攻防にある状況って、割と好きです!
日本の金利政策については、昨日のBlog “今月も来月も｢利下げは無理！｣” のとおり ・・・ 先に描いたシナリオ “日銀新総裁が決まれば、市場は ｢ドル売り円買い｣ で “新生・日本銀行” を試す ｢揺さぶり｣” と “金利差に注目” 再登板、EURUSD=1.6ドルドル接近も手伝って、波乱尽くしのFX4月相場となるのかな? 　

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[05日朝のBlog]　
― 第2四半期も雇用減少との予測台頭 ―
前日のNY市場では、3月雇用統計で失業率は2年半ぶりの水準に悪化 ・・・ 発表直後の ｢行って来い｣ も、景気後退の見方から再び乱高下で ｢ドル売り｣ 優勢 ・・・ こんなマーケットに、振るい落されませんでしたか?
非農業部門の雇用者数は減少幅が市場予想を上回り、3カ月連続でマイナス。失業率も0.3ポイント悪化で、次の四半期も減少との予測台頭 ・・・ ユーロ圏財務相会合では、ユーロ高の加速に警戒姿勢を強め、｢11日のG7財務相・中央銀行総裁会議で為替問題を議題にする｣ との表明報道もあって、株式相場とともに為替相場もまだまだ落ち着きどころを探る展開が続くのでしょうネ!?