ある図形を微小な部分に分解しても、それが全体の図形の縮小図になっている特性を「自己相似性」といって、そういう図形を「フラクタル」と呼ぶそうです。
中日新聞朝刊 “中日春秋”で、『―― 先の衆院の山口2区補選の結果は 「フラクタル」 なりや、否や。 自民党は、単に一つの選挙区という 「微小な部分」 の民意に過ぎぬと 「自己相似性」 を否定し、予定通り、暫定税率を復活させる考えだ。 他方、民主党は、「これは全体の図形の縮小図」、つまり 「フラクタル」 だと主張――。もっとも、勝敗が逆なら、両者の言いようもまた逆になったはず――』。
・・・ 後期高齢者医療制度もガソリン税の暫定税率にしても、将来を考えれば必要な制度なのかもしれません。でも、75歳を境に、人間ドックや車椅子などのレンタル料の助成が受けられなくなったり、お年寄りが楽しみに利用する保養施設の割引が利かなくなった施策は、このままでいいの? これまでの路線と代わり映えのない 「道路特定財源を10年維持しようとする特例法改正案」 ・・・ “暫定” や “特例” なんていう施策よりも、優先順位からして国民の生活にとって必要なのは? 政治家の皆さん、“昭和の日”の今日、よ~く考え直してみたらいかがでしょう! ・・・ それも当てにはならないから、今日・明日は先ず、ガソリンスタンドに直行でしょうネ!
“中日春秋”の締めは、『コップに半分残る水を 「もう半分しかない」 とみるか 「まだ半分ある」 とみるかという話と同断で、置かれた立場で見方の変わるような論争に、答はない』・・・ ごもっとも! ・・・ これって、「まだ上がる、どこまで上がる、そろそろ下がる?」 という為替相場の論調にもいえますネ。
そして、日経朝刊“大磯小磯”で、『為替取引の9割がドル絡みであることを考えると、誰もドルの暴落を望んでいない――。ドルと原油の新しい通貨・商品ペアは世界経済を織り成す “対の基軸” ―― エネルギー小国日本にとっては逆相関の方が正相関(ドル高・原油高) に比べ、中長期的にははるかに良い状況――』 ・・・ こちらの 「ドル安・原油高の逆相関」 も、ごもっとも! 「将来はCO2が基軸通貨になる!?」 (02/25のBlog) に続く新たな “ペア” として、注目されるのでしょうか?
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