米長期金利の低下と中国株の急落、そして月末と四半期末要因で国内輸出企業の円買い進行 ・・・ オプション絡みのオマケに、欧州からの材料も加算され、予想に反してうれしい動意を示す為替市場。
ドル円は88.52と5月6日以来の円高（今年の最高値＝87.95） ・・・ ユーロは対円で107.80と01年11月以来、対ポンドでも0.8086と08年11月以来の安値水準に。
ちょっと心配なのは、銀行ディーラーは実需でしか手を出さないのに、データ的に最近は個人投資家の間でドル円よりも人気化してるといわれるオージー円が、対円で「下落率No1」になっちゃって、1カ月後に導入されるレバレッジ規制（最大で50倍）を前に、ロスカットルール勃発でボロボロになってなければいいけど…?
◇.。・+゜゜+・。 Tokyo/London Forex Market 。・+゜゜+・。.◇
　　　　　(28日17:00)　⇒ (06:00)　⇒ (17:00)　⇒ (21:00)
USDJPY =　89.37-40 ⇒　89.38-39 ⇒　88.62-63 ⇒　88.80-85
EURJPY = 110.41-45 ⇒ 109.81-85 ⇒ 108.25-29 ⇒ 108.30-35
GBPJPY = 134.30-35 ⇒ 134.95-00 ⇒ 133.35-40 ⇒ 133.70-75、一時133.01
EURUSD = 1.2352-55 ⇒ 1.2285-88 ⇒ 1.2215-16 ⇒ 1.2195-00、一時1.2176

◇　◆　◇　◆　◇
[29日夕のBlog]　―― 再燃! 高値更新のオンパレード ――
「ユーロ不安」が再燃! ・・・ 円は対ユーロで107.80ワンタッチと01年11月以来の高値水準に、EURCHF=1.3250とSFrも連日の最高値更新!
◇米10年物国債利回りが2％台に低下
◇上海総合指数が年初来安値更新（▼4.26％安の2427.053と09年4月以来の安値水準）
◇ドバイの政府系機関の経営不安を巡る思惑が再浮上
◇Moody’sが、菅さんの財政運営戦略に対し、「ソブリン格付けAa2と格付け見通しが『安定的』との見方を支えるもの」と好意的でポジティブなコメントを発表。
◇「欧州金融機関の資金繰り問題がクローズアップ」 ・・・ ECBが昨年実施した1年物の資金供給オペが週内に€442bnの期限を迎えることに、“Spanish banks rage at end of ECB offer”（スペインの銀行がECBに激怒） というFT.comの記事(*)に市場が反応
(*) http://www.ft.com/home/asia
（日経/一部抜粋）