米国の「景況感指数、消費や生産関連の経済指標の改善」に、景気の持ち直し期待から、株価や原油・金価格が上昇。 もちろん、欧州の財政不安再燃(アイルランドの格下げや南欧諸国のCDSスプレッド拡大)から米国債に買いが入って長期利回り低下、「ドル買い・円買い」 で推移したNY市場でしたネ。
ところで、今年に入ってからユーロドル上昇の一因に、「外貨準備高の多様化を進める中国は、米財務省証券の保有額を減らす(前月比▼6億ドル)も1兆1541億ドルで首位を維持。 2位の日本は8903億ドルと前月比△44億ドル(8カ月連続のプラス)」(2月の対米証券投資動向/日経・一部抜粋)… 4か月連続で中国による保有額の縮小が、ドル安に繋がってるデータかな(?)
ちなみに、G20財務相・中央銀行総裁会議は終了し、共同声明で「特定の国が巨額の経常黒字を抱える世界経済の不均衡の是正に向け、対象となる国を選び出し、具体的な分析に入る」(NHK) また、「SDRの構成通貨範囲拡大」でも合意に、週明けの為替相場は…?
・・・ そしてガイトナー財務長官と会談した野田財務相は、「将来的な協調介入に関する要請は行わなかった」(REUTERS) これで “トモダチ介入” への警戒感も薄れそう!?
さて、週末のイベントにIMF総会やフィンランド総選挙もあるけど、今週のメトロノーム相場にわたし的には疲れ気味。 週末にリフレッシュして、来週から数週間続く短期決戦型の為替相場(Easter休暇や大型連休で薄いマーケット)に備えます!
╋╋ NYK Financial Market Summary ━━━━━━━ ╋╋
(15日17:00) ⇒ (06:00)
USDJPY = 83.02-04 ⇒ 83.10-15 (83.03~35)
EURJPY = 120.10-14 ⇒ 119.95-00
GBPJPY = 135.70-75 ⇒ 135.70-75
EURUSD = 1.4466-68 ⇒ 1.4425-30 (1.4390~1.4459)
◇ ダウ工業株30種平均終値: 56.68△0.46%(12,341.83)。 ナスダック: 4.43△0.16%(2,764.65)。 S&P500: 5.16△0.39%(1,319.68)。 FTSE百種総合株価: 32.21△0.54%(5,996.01)。
◇ NYMEX原油先物相場WTI期近05月物終値: 109.66ドル/バレルと続伸。 金COMEX06月物終値: 1486.0ドル/tozと続伸、一時1489.1と最高値更新。
今年に入ってドル軟調の「ワケ」!
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