スイスと円の次の逃避先が「ポンド」?


NY市場でドル円は 「76.53~94」 ・・・ 米新規失業保険申請件数が市場予想を下回り、景気の減速懸念もリスク回避の姿勢も和らぎ、NY株価が大幅反発。 ユーロドルは上昇、つられてクロス円も上昇。 NY金は取引証拠金の引き上げ発表もあって反落。
欧州市場では空売り規制の導入(*)が意識され、株価が反発! つれてユーロは堅調に推移 ・・・ スイスフランは反落 ・・・ 「中銀はフラン高を阻止するため、3日に政策金利の上限の引き下げ、10日に短期金融市場への資金供給拡大を決定 ―― スイス中銀副総裁はインタビューで『(流動性供給で)フランを保有する魅力は減りつつある』と指摘。
―― さらに一段の流動性供給の可能性も示唆。 また、フラン建て預金への課税や、実効性に乏しいながらも、フランをユーロに一時的にペッグする大胆な政策を否定せず、フラン高阻止への“本気”を市場はかぎ取った」(日経)
ところで、メチャ面白い見方に、マネーの逃避先として「ポンド」が浮上? ・・・ 「円売り介入」が意識され円も買えないとなれば、「ポンドと英国債は流動性を高さから、リスク回避資金の短期的な置き場所としては悪くない」(日経) っていうもの。 資源国通貨の一角でもあり、値動きのよさでは定評のあるポンドがリスク逃避先になるかは疑問だけど、ドルもユーロも円もスイスも買えないとなれば、それもあり?
さて、東京市場はドルと円の買い戻し先行で推移してるけど、株価・債券・外為市場での乱高下の夏相場に、この先も 「シートベルトを忘れずに」 っていうコメントを目にしました。 お盆休みで高速道路を利用される方も、お気をつけて “Have a wonderful vacation♪”
(*) 欧州証券市場機構(ESMA=European Securities and Markets Authority)はEU域内の空売り規制への協調を促進すると発表。ベルギーとフランス、イタリア、スペインが空売りや空売り持ち高に対する新たな規制を12日から導入。(日経)
╋╋ NYK/Tokyo Financial Market Summary ━━━━━ ╋╋
     (11日17:00) ⇒ (06:00) ⇒ (10:00)
USDJPY = 77.30-31 ⇒ 76.80-85 ⇒ 76.90-95
EURJPY = 109.81-85 ⇒ 109.35-40 ⇒ 109.20-25
GBPJPY = 126.50-55 ⇒ 124.70-75 ⇒ 124.75-80
EURUSD = 1.4205-06 ⇒ 1.4235-40 ⇒ 1.4195-00
(一部修正)
◇ 日経平均株価(09:55): 67.93△0.76%の9,049.87円。 TOPIX: 5.49△0.71%の776.37。
◇ ダウ工業株30種平均終値: 423.37△3.95%(11,143.31)。 ナスダック: 111.63△4.69%(2,492.68)。 S&P500: 51.88△4.63%(1,172.64)。 FTSE百種総合株価: 155.67△3.11%(5,162.83)。
◇ NYMEX原油先物相場WTI期近09月物終値: 85.72ドル/バレルと続伸。 金COMEX12月物終値: 1751.5ドル/tozと反落、前日は一時1817.6と最高値更新。

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