スイスはこのまま「萎えちゃうの?」


スイスフランはすっかり萎んじゃってますネ(+。+) ・・・ 政策金利(Target Range 3M)の引き下げ(3日)、量的緩和の拡充(10日・準備預金額をCHF300億⇒CHF1200億に増加)、そして「SNB副総裁がインタビューで、スイスフランを一時ユーロにペッグする案を披露」(11日) がダメ押しとなってマーケットに利いてるようだけど、「実効性には懐疑的といわれる “口先介入”」(日経ヴェリタス) の化けの皮が剥がれれば、再びスイス買い再燃の可能性も!?
USDCHF: 0.7068(9日)⇒ 0.7997(今日・7月29日以来の0.80に接近)
・・・ ちなみに、昨年のスイス売り介入で被った「損失はCHF260億」ですって! そりゃあ、現ナマ投入の市場介入は躊躇しますよネ。 それでも、ドルは決済のための通貨に対し、「主要国で流通する最も高額な紙幣は1000スイスフラン札で、偽札が少なく健全な財政の信用を裏打ちしてる」っていうスイスフランは、いまも昔も有事の通貨ってことかな?
さて、アジア⇒欧州株価が堅調の中で、為替相場はお盆休みで方向感に欠けた動きになってますね(USDJPY: 76.80~77.10)。 今日このあとはNY株価と米国債償還を気にかけながら、今週を見渡すと結構いい経済指標が・・・
15日
US 21:30 8月NY連銀製造業景気指数(市場予想+1.5)
US 23:00 8月NAHB住宅市場指数(同15)
16日
AUS 10:30 RBA議事録
EU 独仏首脳会談
DUT 15:00 2QGDP
UK 17:30 7月消費者物価指数 / 7月小売物価指数 / 6月DCLG住宅価格
US 21:30 7月住宅着工件数
US 22:15 7月鉱工業生産 / 7月設備稼働率
17日
NZ 07:45 Q2生産者物価
EU 17:00 6月経常収支
UK 17:30 BOE・MPC議事要旨 / 7月失業率
EU 18:00 7月消費者物価指数
US 21:30 7月生産者物価指数
US 23:30 週間石油在庫統計
US 26:20 ダラス連銀総裁が講演
18日
JPY 08:50 7月通関ベース貿易収支
UK 17:30 7月小売売上高
US 21:30 7月消費者物価指数 / 新規失業保険申請件数
US 23:00 8月フィラデルフィア連銀指数 / 7月中古住宅販売件数
US 26:00 5年物インフレ連動国債入札
19日
DUT 15:00 7月生産者物価指数
CAD 20:00 7月消費者物価指数
US 21:30 NY連銀総裁が講演
╋╋ Tokyo Financial Market Summary ━━━━━━━━━ ╋╋
     (12日17:00) ⇒ (13日06:00) ⇒ (17:00) ⇒ (19:00)
USDJPY = 76.64-66 ⇒ 76.70-75 ⇒ 76.86-87 ⇒ 76.80-85
EURJPY = 108.84-88 ⇒ 109.25-30 ⇒ 109.97-01 ⇒ 109.85-90
GBPJPY = 124.00-05 ⇒ 124.85-90 ⇒ 125.20-25 ⇒ 125.40-45
EURUSD = 1.4201-03 ⇒ 1.4245-50 ⇒ 1.4307-08 ⇒ 1.4295-00
(一部修正)
◇ 日経平均株価終値: 122.69△1.37%の9,086.41円。 TOPIX: 8.93△1.16%の777.12。

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◇ ◆ ◇ ◆ ◇
[15日午前のBlog] ―― ドル「防衛」からちょうど40年! ――
(略)・・・
きょうは 「ニクソン・ショックから40年」 の日! ・・・ 「ブレトンウッズ体制(固定レート) ⇒ ニクソン大統領がドル防衛のため、ドルと金の兌換を一時停止(1971年8月15日) ⇒ 変動相場制の時代が幕開け ⇒ 基軸通貨・ドルの地位を維持 ⇒ 08年のリーマン・ショック ⇒ 量的緩和で新興国通貨高」 っていう為替の歴史を、“毎日jp” が綺麗にまとめてました。 一読の価値あり!

http://mainichi.jp/select/biz/news/20110814k0000e020023000c.html

米国は40年たって、再び自国通貨・ドル売りを容認(?)っていう姿勢が似てる感じもするけど、一部抜粋すると・・・
◆米国は日独の輸出急増で貿易赤字拡大やベトナム戦争の長期化でインフレに直面、金保有高が激減)
◆1ドル=360円の固定為替相場制は崩壊。12月に308円で仕切り直しを図ったがドル売り圧力は強く、73年2月に円相場は再び変動相場制に追い込まれた。
◆「プラザ合意」=「双子の赤字」に苦しんだレーガン政権、85年にG5がドル売り協調介入。
◆99年には欧州の単一通貨ユーロが誕生。さらに新興国が台頭し、米国とドルの地位低下。
◆現在でも、ドルは世界の外貨準備の6割を占め、「国際間の決済の中核という意味で基軸通貨の地位を占める」
◆最近は、景気失速懸念、初めて米国債を引き下げられ、財政赤字の悪化でドル売りが止まらない構図は、ニクソン・ショック当時と重なる。

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