前日のNY市場では ・・・ バーナンキFRB議長の議会証言（きょう@23:00+18日）を控えて、「追加緩和の思惑」 が浮上し、ユーロ「反転・上昇劇」!　 でも、微妙～なこのユーロ反発は、ちょっと仕掛けっぽい “誘導” にちゃっかり乗っただけのNY勢に思えちゃう!?
『なぜ?』 って、市場には 「緩和を予告するには時期尚早で、今後もユーロ安が続く」 っていう見方もあるし、昨日もユーロにネガティブな材料が多々あったしね!
▼Moody’sが、「12日のイタリア国債2段階格下げ（A3⇒Baa2）で、政府の金融機関支援力が低下と、イタリア金融13社を一斉格下げ、outlookもNegative」
▼先週末に中国首相が 「景気に慎重な見通し」 示唆。
▼米6月小売売上高が低迷、予想に反して前月比で3カ月連続の減少。 これで4-6月期GDPはダメかも?
▼IMFが12年の世界の成長率見通しを下方修正
▼ドイツ憲法裁判所が「ESMが合憲かどうか、9月12日に判断」と発表。 当初予定から２カ月以上の遅れに。（日経/一部抜粋）
・・・ ちなみに、「『1ユーロ＝1ドル』―― 危機を収束させ競争力を取り戻すには対ドルで（02年12月以来の）パリティになる必要がある」（16日付・投資週刊誌バロンズ／日経） っていう見解や、「弱いユーロだけがユーロを救う」 っていう見方は強烈!
でも、連休明けの東京市場は、RBA議事要旨(*)の追加利下げは必要なしやチョッピリ強気な景気見通しもあって、NY市場の流れに沿って 「ドル売り・円売り」 で推移。
(*) http://www.rba.gov.au/monetary-policy/rba-board-minutes/2012/03072012.html
╋╋　NYK/TKY Financial Market Summary　━━━━━━━━━━━ ╋╋
　　　　　　(16日17:00)　⇒ 06:00)　⇒ (11:35)
・USDJPY =　79.00-05 ⇒　78.85-90 ⇒　78.85-90
・EURJPY =　96.60-65 ⇒　96.75-80 ⇒　97.00-05, 一時97.23
・GBPJPY = 122.85-90 ⇒ 123.30-35 ⇒ 123.55-60, 一時123.82
・EURUSD = 1.2225-30 ⇒ 1.2270-75 ⇒ 1.2300-05, 一時1.2314
（一部修正）
◇ 日経平均株価(11:30): 50.40△0.58％の8,774.52円。 TOPIX: 0.57△0.08％の746.91。