急落劇!ポンド最弱の様相だけど…「外為不正操作疑惑」続報!


きょうの日本株の下げはきつかった(>_<) ・・・ この急落劇、今週末のSQ算出を控えての「売り」っていう見方もあるけど、「それにしても?」ですネ! 円相場は結局、前日のNY市場の流れを引き継いでの「円買い」基調をキープしたまま、LDN市場へバトンタッチ。

前日はコンスタンシオECB副総裁の「必要なら利下げも」発言でユーロは売られ、きょうはプラートECB専務理事の「まだそのときではない」発言で一時ユーロが買い戻されたりするなか、ユーロポンドは年初来高値更新と、ポンドは相変わらずM&A絡みの思惑もあって弱いですネ!

ところで、「反社会的勢力との関係遮断」 はしてるけど、「反外為的勢力」 が銀行内部にいた! ・・・ 昨年来*話題になって、当ブログでも取り上げてきた “外為不正操作疑惑” について、きょうの日経朝刊が続報してましたネ!
(*)http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MO93F66KLVRN01.html
『外国為替指標レートをディーラーが操作 ―― 顧客の注文を先取り』(Bloomberg/2013/06/12)

このロンドン市場を舞台に繰り広げられた為替レート操作 ・・・ インターバンク市場の「CODE OF CONDUCT」をないがしろにする行為は許せないけど、「BOE議事録から、(さかのぼって)06年7月当時には英中銀が疑惑を知っていた可能性も」 っていうから、呆れちゃう。

ちなみにこの疑惑、「『WM/ロイター』 と呼ばれる指標を主要銀行のトレーダーらが共謀して恣意的に動かし、不当に利益を得ようとしていたとされる外為不正操作疑惑」 ってものらしく、いわゆるロンドン市場での仲値(ロンドン・フィクシング)操作で、複数の銀行のディーラー仲間が儲けを “山分け” してたっていうもの。

「疑惑に関して現時点で事実と確認された内容はなく、不正取引とされる手口も判明していない。 違法性の判断も難しそうだ。 売買注文を伴う外為相場の誘導は通常の取引の範囲内との指摘もある。 『インサイダー取引が適用されない為替取引では売買情報の共有もこれまではあまり問題視されていなかった』(金融関係者)」 ですって!

・・・ 「外為市場の取引高は1日平均 “5兆3千億ドル”」 っていうことだからかもしれないけど、インサイダー取引が適用されないって、どういう意味なんだろう?  ハッキリいえることは、”手口” については銀行ディーラーにでも聞けば簡単に解りそうなもの!?

さて、今夜もイベントらしいものといえば、US 10年物国債入札(低調?)@26:00 と2月財政収支/ルー財務長官が議会証言@27:00 ぐらいとあって、米株式と債券相場がリードする為替相場かな!? ・・・ あす早朝は、RBNZ総裁の記者会見@05:05(NZD高牽制?)をWatch out!

・‥…━━━☆ Current Tokyo/London Financial Market ・‥…━━━☆・‥…━━━☆
11日 17:00 ⇒ 12日 06:00 ⇒ 17:00 ⇒ 20:00
USDJPY 103.19-20 103.00-05 102.87-89  102.65-70
EURJPY 142.91-95 142.75-80 142.47-51  142.30-35
GBPJPY 171.65-70 171.15-20 171.00-05  170.20-25
EURUSD 1.3849-50 1.3858-63 1.3849-51  1.3860-65

◇日経平均株価終値: 393.72▼2.59%(14,830.39). TOPIX: 26.27▼2.13%(1,206.94). JPX400: 240.11▼2.15%(10,917.03).


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