勇み足? と思わせた 「マイナス金利導入」をすっぱ抜いた日経電子版、そしてリーク? で乱高下を演出・円相場の景色を変えた策士・黒田日銀、アッパレ! でした┌(_ _)┐
ステージ的にも、短期筋のドル円売り一服してたとこで、もともと追加緩和に期待を寄せてたマーケットに合いの手を入れる「ニュース・ヘッドライン」に、すかさず飛びついたまではよかった(*’-^)
・・・ それでも半信半疑だったマーケットに、「ほんとだよ」って「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」を5対4と僅差の賛成多数で押し切った黒田総裁の “バズーカ第3弾”、御見それしました!
・「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」導入
(銀行が日銀に預ける当座預金の一部(新たな預金)に、2月から-0.1%の金利適用)
・「”量と質” 拡大を回避 ―― “質・量から金利” へのレジーム転換」(日経)
・16年度・17年度の消費者物価指数見通しを引き下げ
“物価目標2%の達成” に強気で、このまま様子見姿勢から一転、ある意味、マーケットをポジティブに欺いた日銀会合だったけど、日本株はもとより、アジア株、さらには欧州株までも反発に導き ・・・ そして何よりも、ドル円を一時121円まで急騰させた技ありの “策” に、正直度肝を抜かされました(〇ο〇)
ちなみにこれ、甘利越えが夢に終わった昨夕の甘利経済再生相の辞任劇とアベノミクスの危機感、さらには「この分野、あまり得意じゃないかも」っていう後任の石原氏をけん制する麻生財務相の意向が裏に潜んだ、戦略的にもタイミング的にも政争(党内バランスと参院選)絡みで飛び出した政府・日銀一体の捨て身の術だったかも(; ̄O ̄)
ただこのあと、マーケットテーマである不透明な原油価格動向と中国経済の行方次第では、きょうの日銀決定も特効薬にならず、結果的には短期の賞味期限・不発で終わり、昨今の「円高・株安」を再発させ、黒田日銀頼みがこれまで以上に増すスパイラルに陥っちゃうかも\(+×+)/ ・・・ そしてこのあとすぐ、注目の米GDPあとでも、このままの円の景色でいられるか? Watch out♪
22:30 10-12月期GDP・速報値(市場予想・前期比△0.8%)
23:45 1月シカゴ購買部協会景気指数(同45.3)
24:00 1月ミシガン大学消費者信頼感指数(同93.0)
29:30 サンフランシスコ連銀総裁が講演
┃ Current Tokyo-London Financial Market
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28日 07:00 ⇒ | 17:00 ⇒ | 29日 07:00 ⇒ | 17:00 ⇒ | 21:20 | |
USDJPY | 118.66-71 | 118.78-80 (118.42~93) |
118.81-86 (118.57~99) |
120.62-64 (118.38~121.49) 昨年12月21日以来の高値 |
121.04-06 |
EURJPY | 129.26-31 | 129.18-22 | 129.97-02 | 131.44-48 | 132.08-11 |
GBPJPY | 168.92-97 | 169.37-42 | 170.65-70 | 173.38-43 | 173.00-05 |
EURUSD | 1.0892-97 | 1.0875-77 (1.0871~1.0907) |
1.0940-45 (1.0892~1.0968) |
1.0897-98 (1.0883~1.0948) |
1.0913-16 |
◇日経平均株価終値: 476.85△2.80%(17,518.30). TOPIX: 39.97△2.87%(1,432.07). JPX400: 370.21△2.95%(12,917.43).
◇ハンセン指数: 487.28△2.54%(19,683.11). 上海総合指数: 81.94△3.09%(2,737.60).
◇ドル円、「3円11銭」と11年10月31日(4円03銭)以来のレンジ幅.
【追記・速報】
10-12月期GDP・速報値=前期比・実質年△0.7%(市場予想△0.8%)@22:30
10-12月期個人消費・速報値=前期比△2.2%(市場予想△1.8%)@22:30
*昨夜この時間帯、ひょんなことから、間抜けにも昼間書いてた下書きが古いネタとなってリリースされちゃってました。ゴメンなさいm(__)m