FXCafe®Jpでも毎年取り挙げてる、年初恒例・バイロン・ウィーン氏（ブラックストーン・グループ副会長）の「びっくり10大予想」”2017年版” が公表されましたネ♪　”びっくり” も、それぞれ50％の確率で発生! っていうそのシナリオは・・・

（１）トランプ大統領がほとんど全ての政策について極端な姿勢をやめる。「有権者は同氏に投票したのであって、同氏が掲げる理想などに投票したのではない」

（２）17年の米GDP、成長率3％超に ―― 法人税や所得税減税、より建設的な貿易協定、金融やエネルギー業界の規制緩和、インフラ投資の税制優遇などが米経済活動を活性化。

（３）S＆P500種株価指数、2500に上昇（16年末比△12％）
（４）為替変動幅が増大する ―― マクロ手法を使うヘッジファンドが大もうけ ―― ドル円は130円を付け、日本の輸出を刺激。英のEU離脱が近づくとポンド円は1.10ドルまで下落、ユーロドルは1ドル割れ。
（５）米10年債利回り、4％に接近 ―― 景気成長の加速、物価上昇率が3％に向かい、資金需要の増加などが金利を押し上げる。

（６）欧州でEUの意義についての疑問が広がる ―― 欧州でポピュリズム（大衆迎合）の台頭の動きがさらに広がり、メルケル首相が総選挙で敗退。欧州内では年末までにEUを終わりにし、通貨をユーロから自国通貨に戻すことが議論される。

（７）米原油先物は60ドルを下回って推移
（８）トランプ大統領、中国と協調関係を築く ―― 中国についての認識が全て間違っていたと気付く。中国の通貨人民元は過小評価されているのではなく、過大評価されており、1ドル＝8元に切り下げられる。米中の貿易戦争を避けるため、中国に懲罰的に高い関税を課すことなどは避ける。

（９）日本の実質経済成長率、ここ数十年間で初めて2％を超える ―― 中国や米国の好景気の恩恵を受ける。17年の日本の株式相場は先進国をけん引して上昇。

（10）中東情勢が沈静化 ―― トランプ大統領、ロシアのプーチン大統領と連携し、シリアに長期停戦を持ち込む。過激派組織・ISの中東における脅威も縮小する。

（11）トランプ大統領、ホワイトハウスを4-12月までNYCに、1-3月までフロリダ州のパームビーチに移す ―― ワシントンで1年間の大統領を職務を努めたあと、疲労が募ったことを背景に政治拠点を移す。トランプ氏は法案に署名する際や外交のために、エアフォースワンで首都に出向く。

（12）民主党が2分化される
（13）トランプ大統領、雇用の米国回帰に失敗 ―― 米国から海外に拠点を移す米企業は減るが、雇用の米国回帰にはつながらない。賃金格差は大きすぎて埋まらず、就任1年目の最大の失望につながる。

（14）北朝鮮の金正恩氏、実験と称して太平洋に核・ミサイルを放つと威嚇 ―― トランプ政権で外交における最初の軍事的衝突は予想外に北朝鮮との対立。

（15）インドが投資家の間で再び注目の的 ―― 経済成長率が7％となり、大企業の収益力も強まる。同国の株式相場は中国とともに、他の新興国をけん引。
（出所／日経QUICK・一部抜粋）

・『ウィーン氏のびっくり10大予想：米国株上昇へ、1ドル＝130円に』（Bloomberg*）
* https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-01-03/OJ81716S972H01

╋╋　2016年の為替レート・株価 「High・Low・Difference・推移△▼％」　━━━━━━━━━ ╋╋

（参考・日経朝刊平成29年1月3日付／FXCaf®Net）

╋╋　「為替レート・年末比」（2014年末 ⇒ 2015年末 ⇒ 2016年末）　━━━━━━━━━ ╋╋

╋╋　大晦日の為替レートの変遷　━━━━━━━━━ ╋╋

╋╋　各国・地域の中央銀行政策金利　━━━━━━━━━ ╋╋

（16年12月末）