▼米決算発表がピークアウトし好材料出尽くし感、▼米税制改革の早期実現に不透明感（上院共和党、法人減税1年先送り検討?）や▼米朝緊張化（トランプ大統領、演説で北朝鮮に強硬姿勢）への警戒感・・・

そして、▼米バージニア州とニュージャージー州の両知事選（7日投開票）で、民主党が連勝や▼「”トランプフレーショントレード”（*） に懐疑的な見方が出た」（REUTERS）
* 金利や物価、株価の上昇を意識した相場、造語

・・・ そんな地合いとあって、ドル円は113.40と10月31日以来、ユーロ円は131.40と9月15日以来の安値タッチするステージもあった前日のNY市場

そのあとは、「米上院、税制改革案を9日に公表」報道や米金利上昇もあって反転・上昇したドル円。そして “あれから1年”、きょうの東京市場では・・・

日経平均は「△392円 ⇒ ▼466 ⇒ ▼45円（CLOSE）」と、ちょうど1年前 ・・・「AP通信、トランプ氏当選確実と伝える」（NHK）@16:36 っていうサプラ～イズの “結果” の16年11月9日（1315円）以来の高低差を、きょう「859円」で再演＼(+×+)／

ドル円は、あの日 “101.19～105.89″ のレンジで急騰、でも1年後のきょうは「114.06 ⇒ 113.44」と急落

でも ・・・ 16年11月8日と昨日の終値を比べてみると：
USDJPY: 　105.13-18 ⇒ 113.87-92 （△8.31％）
EURUSD: 　1.1025-30 ⇒ 1.1593-98 （△5.15％）
NYダウ: 　18,332.43 ⇒ 23,563.36 （△28.53％）
日経平均:　17,171.38 ⇒ 22,913.82 （△33.44％）

この数字、米国内外から不人気といわれながらも、マーケットは好感・期待してる、まさにトランプ効果といえそうだけど、この先は視界良好なのか不良なのか、海外ヘッジファンドなどから日本株に利益確定の売りが出始めたようで、ちょっと不明┐(-_- )┌

ただ、古いけど、小田和正の “ラブ。ストーリーは突然に” じゃないけど、「あの日あの時＜トランプ氏が当選していなければ＞僕らは＜このマーケットを＞見知らぬ（二人の）まま」だったかもネ(^_-)☆

オマケ ・・・（1）”Saudi Crackdown Targets Up to $800 Billion in Assets “（WSJ）―― サウジアラビア政府による多数の王族や閣僚を汚職容疑などで拘束が、財界有力者などのも広がり、差し押さえの資産は最大で “US$8000億”

（2）「米議会予算局（CBO）与党・共和党の税制改革法案を実行に移した場合、2018会計年度（17年10月～18年9月）からの10年間で財政赤字が1.7兆ドル拡大との試算を公表」（日経）・・・ （1）も（2）も、とてつもない莫大な規模に膨れ上がりそう!!??

（3）スペイン憲法裁、カタルーニャ自治州議会の独立宣言は「無効」や、メイ英首相の（EU離脱）交渉姿勢を、評価せず66％（過去最高／先月64％）っていう世論調査の結果など、欧州で政治の混迷再浮上。

◇ 日経平均株価終値: 45.11▼0.20％（22,868.71）.
◇ TOPIX: 4.49▼0.25％（1,813.11）. JPX400: 25.17▼0.16％（16,119.73）.
◇ 東証1部売買代金：4兆9935億円と14年11月4日以来の高水準、9日連続（13年5月8日-6月7日の23日連続以来）で3兆円超え.