また介入? 利上げドミノの救世主にならず…


日銀のレートチェック(9/14)が暗示した、145.90タッチ(9/22)直後の円買い介入(2兆8382億円と1日の介入額過去最大)、BOEが金融市場安定化のため長期国債を一時的に買い入れると発表(9/28)・・・

金利急低下して利上げドミノ(BOEが政策金利を0.5%、SNBは0.75%の利上げ決定(9/22)。FOMCが0.75%の利上げ決定(9/21)。ECB理事会で0.75%の利上げ決定(9/8))で株安・円安反転の救世策になるかと思ったら・・・

先週末の9月30日、「プーチン大統領 ウクライナ4州(ウクライナ東部のドネツク州とルハンシク州、南東部ザポリージャ州、南部ヘルソン州)を一方的に併合 対立一層深まる」VS「ゼレンスキー(ウクライナ)大統領 NATOへ加盟申請する方針を表明」(NHK)

さらには、米物価指標からインフレが高止まってFRBによる大幅利上げ継続懸念が再燃 ・・・ 株安・円安一服とはならず、10月相場も株安基調、そして下手すればまた政府・日銀による円買い/ドル売り介入が見られそう!?

・・・ ってことで、そのベースとなる9月のマーケットPlayBack!

8月31日 高値/安値 9月30日 △▼%
USDJPY 138.78-83 (9/1)139.03 ~「145.90」(9/22)
1998年8月18日以来の高値
・政府・日銀、17時直後(9/22)
1998年6月17日以来の$売り/\買いの市場介入実施
(円売り/ドル買い介入は2011年11月が最後)
144.73-78 △4.29%
EURJPY 139.69-74 (9/26)「137.41」~「145.63」(9/12)
8月29日以来の安値~2014年12月30日以来の高値
141.87-82 △1.56%
GBPJPY 161.45-50 (9/26)「148.66」~「167.74」(9/13)
2021年7月20日以来の安値~6月22日以来の高値
161.59-64 △0.09%
EURUSD 1.0053-58 (9/28)「0.9538」~「1.0198」(9/12)
2002年6月19日以来の安値~8月17日以来の高値
0.9801-06 ▼2.51%
GBPUSD 「1.0327」(9/26)1972年の変動相場制移行後の最安値
(これまでの最安値は1.042・1985年2月26日)
1972年以来の大規模減税による財政の急速な悪化を懸念
日経平均 28,091.53 (9/30)「25,937.21」~「28,614.63」(9/13)
7月1日以来の安値~8月26日以来の高値
25,937.21 ▼7.67%
TOPIX 1,963.16 (9/30)「1,835.94」~「1,986.57」(9/13)
6月20日以来の安値~8月22日以来の高値
1,835.94 ▼6.48%
JPX日経400 17,679.30 (9/30)「16,468.29」~「17,921.79」(9/13)
6月20日以来の安値~8月22日以来の高値
16,468.29 ▼6.85%
NYダウ 31,510.43 (9/30)「28,725.51」~「32,381.34」(9/12)
2020年11月6日以来の安値~8月25日以来の高値
・月間ベースで「2,784.92▼8.84%」
2020年3月以来の下落幅と下落率
28,725.51 ▼8.84%
Nasdaq 11,816.20 (9/30)「10,575.62」~「12,266.41」(9/12)
2020年7月29日以来の安値~8月25日以来の高値
10,575.62 ▼10.50%
S&P500 3,955.00 (9/30)「3,585.62」~「4,110.41」(9/12)
2020年11月23日以来の安値~8月25日以来の高値
3,585.62 ▼9.34%
FTSE100 7,284.15 (9/29)「6,881.59」~「7,473.03」(9/12)
2021年7月20日以来の安値~8月25日以来の高値
6,893.81 ▼5.36%
DAX 12,834.96 (9/29)「11,975.55」~「13,402.27」(9/12)
2020年11月2日以来の安値~8月19日以来の高値
12,114.36 ▼5.61%
ハンセン指数 19,954.39 (9/29)「17,165.87」~ 19,954.39(8/31)
2011年10月4日以来の安値
17,222.83 ▼13.69%
上海総合指数 3,202.14 (9/30)「3,024.39」~「3,263.79」(9/13)
5月9日以来の安値~8月23日以来の高値
3,024.39 ▼5.55%
原油 89.55 (9/26)「76.25」~ 92.73(8/31)
1月4日以来の安値
79.49 ▼11.23%
GOLD 1726.2 (9/28)「1,622.2」~「1,746.4」(9/12)
2020年4月2日以来の安値~8月30日以来の高値
1672.0 ▼3.14%
国債利回り ・米10年債=4.019%(9/28)2008年10月14日以来の高水準
・米2年債=4.360%(9/26)2007年8月13日以来の高水準
・米5年債=4.251%(9/28)2007年10月16日以来の高水準
・米30年債=3.905%(9/28)2014年1月9日以来の高水準
2-10年債の利回り格差(9/22)
マイナス58bpと2000年以降最大の逆イールド
・英10年債=4.586(9/27)08年11月以来の高水準
・30年債=5.092%(9/28)02年5月以来の高水準
国葬 ・安倍晋三元首相の国葬(9/27)
・英国、エリザベス女王の国葬(9/19)
・エリザベス女王ご崩御、最長の70年在位(9/9)
不安要因 ・イタリア総選挙(9/26)
EU批判的・財政拡大を掲げる野党の右派政党が第1党
極右メローニ氏がイタリア初の女性首相に(!?)
・ロシア・プーチン大統領、部分的な動員令署名(9/21)
核兵器使用の可能性も示唆で地政学リスク浮上
・リズ・トラス氏、英新首相に就任(9/6)
新政権のエネルギー価格高騰対策(大規模減税)
のための大規模な公的支出による財政悪化懸念浮上(9/7)

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